津軽百首(ホッケの飯寿し 其の三)

津軽野に 春来たるらし 晴れの日の 風よふけふけ ホッケ乾かせ

つがるのに はるきたるらし はれのひの かぜよふけふけ ほっけかわかせ

津軽野にもやっと春がきたらしく晴れの日が続いている。
通り過ぎる風よ、もっと吹いてホッケを乾かしておくれ。

ホッケの飯寿しの作り方シリーズです。
シリーズの流れは以下のリンクからご覧ください。

津軽百首(ホッケの飯寿し 其の一)
津軽百首(ホッケの飯寿し 其の二)

雪はまだ残るものの、春めいて晴れの日が続くようになれば、ホッケを干すのに最適な季節。

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ホッケは雨に当たるとカビてしまうので、雨の日は急いで取り込まなければいけません。
だからこそ、晴れの日が続く、春はホッケを干すのに適しています。

およそ一ヶ月もの間干し続けたホッケは、水分がすっかり抜けてカチコチになります。

キラキラとした春の日差しの中、強い風が吹いてホッケが乾燥したら、いよいよ大きな樽につける準備ができました。

天気と睨めっこしつつ、猫や鳥にも気を付けながら、津軽野を通り抜ける風を受けてホッケは旨味を凝縮していくのです。


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