下処理が 済みしホッケを ザァブザァブと 小雪降る中 タライで洗ふ
したしょりが すみしほっけを ざぶざぶと こゆきふるなか たらいであらう
下処理をしたホッケは、大きなタライに入れてザブザブと洗って汚れを落とす。

津軽百首(ホッケの飯寿し 其の一)の続きの短歌となっています。
木箱に入ったホッケを、春になったものの小雪が降る中、下処理をしていくという作業。
台所でやるには量が多すぎるので、大体、どの家庭も外で大きなタライとザルを準備して行います。
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手際良くした処理されていくホッケ。
頭と内臓をとり、後で天日干ししやすいように尻尾を繋げたまま二枚に下ろしていきます。
その後、大きなタライにホースで水を入れ、じゃぶじゃぶと洗ってきれいになったホッケは、これまた大きなザルにどんどんと積み上げられていきます。
全部洗い終わったら、塩水につけて、あとは干すだけ。
ホッケの飯寿し作りは、時間をじっくりかけて作られるのです。