残桜の恋物語(変わりゆく世に)

移りゆく 世に真実は 影ろひて 我を誘ふ 果てなき夢に

うつりゆく よにしんじつは かげろいて われをいざなう はてなきゆめに

変わっていく世の中で、ただ真実だけがほのかに光っている。その光こそが、果てしない夢へと自分をいざなうのだろう。

激動の時代というのは、
その時代に生きる人の気持ちを待ってはくれない。

刻々といろいろな思惑がうごめき、
心はこれでもかというほど試されていく。

そんな中でも、
唯一、
真実だけは変わらない。

どんな暗闇の中にいても、
どんな嵐の中にいても。

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真実の光だけは、
時に強く、
時に淡く、
輝き続けている。

その光があるからこそ。

その光を感じるからこそ。

自分は自分のなすべき道を迷うことなく、
ただひたすら進み続けられるのだろう。


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残桜の恋物語(風花に消ゆ・女歌)

触れずとも 伝わる心 声もなく 遠ざかる背は 風花に消ゆ

ふれずとも つたわるこころ こえもなく とおざかるせは かざはなにきゆ

触れなくても伝わってしまう心は声に出すまでもなく、愛しいあの人の背中は、ただ風花の中に消えていく。

行かないで、と言えたなら。
そばにいて、と触れられたなら。

でも、
そんなことは言えない。
そんなことはできない。

あなたの夢が叶うことを、
全力で応援したいはずなのに。

それなのに、
そばにいたいと思ってしまう。

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相反する想いに、
何もできず立ち尽くすだけ。

きっと、
触れなくても、
言わなくても、
伝わっている心。

遠ざかる背中に、
ただただ祈るのみ。

どうかあなたの夢が叶いますように。


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残桜の恋物語(風花に消ゆ・男歌)

背に受ける 強き想いは 汚れなく 風花に消ゆ 道を記して

せにうける つよきおもいは けがれなく かざはなにきゆ みちをしるして

自分を見送る人の強い想いは、迷いを消して進む道を記してくれる。

旅立つ自分を見送る視線。

言葉にしなくても、
痛いほど伝わる。

その想いがあるからこそ、
迷いは風花のように、
いつのまにか消えてしまう。

いつでも、
どんなときでも、
君のその想いは、
私を未知なる道へ誘う。

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迷わない。
ただ、前だけを向いて、
いまは進もう。

久しぶりの「残桜の恋物語」シリーズです。
夢のために旅立つ男性と、見送る女性。
それぞれの立場で詠んでみました。

明日は、女性視点の女歌をアップします。


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残桜の恋物語(恋に戸惑う・女歌)

野辺に咲く 花の姿の 凛たるや 空は遠くも 恋やあらずと

のべにさく はなのすがたの りんたるや そらはとおくも こいやあらずと

道の脇に咲く小さな花も、まっすぐ空を目指して咲いている。
あなたの背中を追うこの気持ちは自然なことで、決して恋ではない…恋であってはならないのです。

こちらの歌は、「残桜の恋物語(恋に戸惑う・男歌)」に対する女性側の歌です。

崇高な目的のために人生を捧げている男性に想いを寄せる女性。

彼の目に映るのは、
己が信念の道のみ。

信念のもとに生き急ぐその姿は、
まるですべてに活力を与えるまばゆい光のよう。

その光があるからこそ、
道端の小さな花も凛として空を仰いでいるのでしょう。

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草花が空を目指して伸びるように、
私もまた、あなたの背中を追い続けています。

そう、これは恋ではない。
恋であってはならない。

今はまだ、この想いに名をつけることはできないのです。

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2018年最後の日ということで、
書きためていた短歌を更新していきます。


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残桜の恋物語(恋に戸惑う・男歌)

我が道の 野辺に咲きたる 花の名も 知らぬままなら 悩まざりしを

わがみちの のべにさきたる はなのなも しらぬままなら なやまざりしを

ただ前を見て歩いているときは気にも留めなかった野辺の花も、その名を知ってしまえば摘むことも踏むことも躊躇ってしまう。
名前を知らないままならば、こんなに戸惑うこともなかっただろうに。

己が進む道はただ一つ。

それは、
とても孤独で崇高な道。

そう、
ただただ前だけをみて歩く。

他のものに目を向ける必要もなければ、
心を寄せる必要もない。

それなのに。

なぜ、目で追ってしまうのだろう。
なぜ、気にかけてしまうのだろう。

気づかなければ、
知らぬままならば、
この胸に宿る想いに戸惑うこともなかろうに。

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野辺に咲く花も、
名を知らなければ気にも留めぬのに、
名を知ってしまえば見方が変わってしまう。

この想いを消すことはもうできない。

そもそも、
この想いの名を、わたしはまだ知らない。

今回から不定期ですが、
新シリーズに挑戦いたします。
(もちろん、津軽百首も同時進行します!)

シリーズ名は「残桜の恋物語」

ひとつの恋について、
男性の目線から詠んだ男歌と、
女性の目線から詠んだ女歌で構成します。

高い志を持つ青年と、
青年の志を理解し応援する少女の恋物語。

初めての試みですので、ドキドキいたしますが、
お時間のあるときに読んでいただけたら幸いです。


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