春に舞う

吹き抜ける 風に誘われ 目をやれば 花は揺らめく 春の宴に

ふきぬける かぜにさそわれ めをやれば はなはゆらめく はるのうたげに

いつもより強く吹く春の風に誘われるまま振り返ってみると、色鮮やかな花たちが揺れて、まるで春の宴の中で舞を披露しているかのように見える。

春の風が吹く。
いつもよりも強く。

その風の行方が気になって、振り返ってみれば。

風とダンスをするかのように、揺れている花たち。

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春が来た喜び。
風が吹く喜び。
花が咲く喜び。

幾度となく吹く風に、その都度うれしそうに揺れる花たち。

花たちとダンスした後の風は、透き通るような空へと向かう。

いろんな喜びの声を、見守っている空へと報告しに。

だからこそ、人は、空を見ると心が癒されるのでしょう。


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白鳥の旅立ち

風上を 見極め高く 飛び立てば 水面の粒も 空へと向かう

かざかみを みきわめたかく とびたてば みなものつぶも そらへとむかう

風上に向かって白鳥が飛び立てば、力強く蹴られてできた水飛沫も、ともに空へと向かうように舞い上がる。

白鳥は、風上を見極めて、助走をつけて飛び立つという。

あれだけの大きな体が、わずか20歩ほどで空へ。

力いっぱい蹴られた水面は、けたたましい音とともに、水飛沫が舞う。

そう、白鳥と同じように、空を目指して水飛沫が舞う。

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わき目もふらず目標へ向かう姿は、やがて見守る人達をも巻き込んでいく。

前へ、前へ。
上へ、上へ。

白鳥が飛び立つ瞬間、あの水飛沫たちも、同じ思いで同じ景色を見たのだろう。

あの広がる空へ向かう高揚感。

例えひとときであったとしても、その思いはきっと、永遠に刻まれていくのでしょう。


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透明な桜

白光に 透ける桜は 影だけを 残して消える 光の中へ

はっこうに すけるさくらは かげだけを のこしてきえる ひかりのなかへ

強い光を受けた桜の花びらは、影だけを残して、まるで最初から光だったかのように一体化していく。

桜が散り始めるころには、日中の日差しも強くなり始めて。

朝晩は寒さよりも涼しいと感じ、日中は暖かいよりもちょっと暑いと感じるようになる。

そんなやや強めの日差しを受ける桜の花びらは、光に透けるよう。

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影だけを残して、あとは光りの一部となっていく。

眩しいほどの光に、影だけの桜の花。

その美しさはまるで、春の夢のよう。

今年もまた春が来て過ぎ去っていくのだと感じる今日この頃。


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春色の街

「春が来た、春が来たぞ」と 告げながら 街を染めたる 柔らかな風

はるがきた はるがきたぞと つげながら まちをそめたる はるいろのかぜ

春が来たと告げるように、街を通り抜ける風は色を塗り替えていく。

今年は雨が多い桜期間でした。

昨日、娘と桜を見ながらお散歩したのですが、夜はまた強い雨が降ったようで。

桜はさらに花びらが散り、対照的にいろいろな若葉が元気に伸びて。

桜の季節ももう少しで終わりだなと、ちょっとだけしんみり。

とはいえ、我が家のミニ盆栽たちは元気いっぱい!

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そろそろ植え替えしたい鉢が何個か。

すくすくと成長する姿は愛らしいですよね。

今日は盆栽の土が届くらしいので、ダイソーに手ごろな鉢を探しに行こうかな?

3月もあと少し。

断捨離もほぼ終わったので、あとはのんびり過ごそう。


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桜の花びらに

ひらひらと 落ちる花びら 受け止めて 願いをかける 愛しき我が子

ひらひらと おちるはなびら うけとめて ねがいをかける いとしきわがこ

桜も満開を過ぎ、ひらひらと花びらが落ち始めた日の散歩道。我が子が花びらを受け止めては、嬉しそうに願掛けをしている。

長い雨の日も終わり、久々に晴れ渡った今日。

娘とお花見という名の散歩をしてきました。

遊歩道や公園の桜は散り始め、ひらりひらりと舞い落ちる花びらはとても幻想的。

そんな花びらを受け止めた娘に、「願い事をするといいよ」と教えたところ。

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公園でたくさん花びらを受け止めようと、手を伸ばしたり走ったりと大忙し。

全部で16個くらい受け止めたらしいので、お願い事を聞いてみたら…

半分は自分の夢に、あとは家族や友達や世界の幸せに。

娘が見ている世界は、願う世界は、なんて優しさにあふれているのだろう。

どうかどうか、その願いが叶いますように。


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