白光に 透ける桜は 影だけを 残して消える 光の中へ
はっこうに すけるさくらは かげだけを のこしてきえる ひかりのなかへ
強い光を受けた桜の花びらは、影だけを残して、まるで最初から光だったかのように一体化していく。

桜が散り始めるころには、日中の日差しも強くなり始めて。
朝晩は寒さよりも涼しいと感じ、日中は暖かいよりもちょっと暑いと感じるようになる。
そんなやや強めの日差しを受ける桜の花びらは、光に透けるよう。
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影だけを残して、あとは光りの一部となっていく。
眩しいほどの光に、影だけの桜の花。
その美しさはまるで、春の夢のよう。
今年もまた春が来て過ぎ去っていくのだと感じる今日この頃。