透明な桜

白光に 透ける桜は 影だけを 残して消える 光の中へ

はっこうに すけるさくらは かげだけを のこしてきえる ひかりのなかへ

強い光を受けた桜の花びらは、影だけを残して、まるで最初から光だったかのように一体化していく。

桜が散り始めるころには、日中の日差しも強くなり始めて。

朝晩は寒さよりも涼しいと感じ、日中は暖かいよりもちょっと暑いと感じるようになる。

そんなやや強めの日差しを受ける桜の花びらは、光に透けるよう。

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影だけを残して、あとは光りの一部となっていく。

眩しいほどの光に、影だけの桜の花。

その美しさはまるで、春の夢のよう。

今年もまた春が来て過ぎ去っていくのだと感じる今日この頃。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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