白雲の梅

白雲の 指で染めたる 梅の花 咲き渡りては 空を仰ぎて

しらくもの ゆびでしめたる うめのはな  さきわたりては そらをあおぎて

白い雲の指先が触れたように真っ白に咲く梅の花は、みんな白い雲が恋しいから空を仰いでいるのでしょう。

吹き抜ける風が柔らかくなり、
まさに春本番。

空に浮かぶ白雲と見紛うほどに、
一面に咲く梅の花。

その白さはまるで、
白雲が触れて染めたかと思うほど。

白梅が空に向かって咲き誇るのは、
白雲を恋しがっているからなのでしょうか。

甘い香りと風に舞う花びらは、
さながら白雲への恋文のようにも思えます。

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紅梅も華やかで見事ですし、
薄紅梅も可愛らしいのですが、
白梅は清らかさがあるような気がします。

これで、梅三種の短歌が完成いたしました。

薄紅梅は、幼子に通じるような可愛らしさ。
紅梅は、一輪でも目を惹く華やかさ。
白梅は、真摯な清らかさ。

それぞれのイメージで詠んでみました。

 

さて、今日はこれからいよいよ裁縫タイム。

手持ち無沙汰で拗ねている娘に説明をしながら、
今週中にすべて終わらせようと思います!


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