紅梅の簪

花の香に 誘はれ見れば 梅一輪 $00A0春陽に照る 紅の簪

はなのかに さそわれみれば うめいちりん しゅんようにてる $00A0こうのかんざし

花の香りの先に目をやると、春の柔らかい日差しの中、細い枝先に紅梅が一輪、まるで簪のように咲いていました。

先日、家族で梅を見に行きました。

とても暖かく、
風も柔らかく、
まさに春が来たと言わんばかりの日。

ひときわ甘い香りがしたので、
ふと見上げると、
一輪だけ咲いている紅梅が。

細い枝先に、
たった一輪だけ咲いている紅梅は、
まるで簪のようにも見えます。

その昔、
この梅を見て愛しき人の髪に飾りたいと、
和歌に添えて送った人もいたのだろうと、
そんなことを思わせてくれるような見事な紅梅の簪。

のどかな光の中で、
甘酒をいただきながら歌を詠み、
古の人へ想いを馳せる。

ゆっくりとした時間に、
心が癒された一日でした。

この短歌を詠んだ人
ふじこ

こんにちは、あなたに寄り添う心の短歌のふじこです。
2017年から短歌を詠み始め、気が付けばもう500首以上になりました。日々の風景、育児、心、そして、生まれ育った津軽を主に詠んでいます。今は遠きふるさと津軽を思い「津軽百首」を制作中。

ふじこをフォローする