星を照らした人

今はただ ただ安らかにと 祈るのみ 数多の星を 照らせし人よ

いまはただ ただやすらかにと いのるのみ あまたのほしを てらせしひとよ

今はただ、その御霊が安らかであるよう祈るのみ。政治家として、日本のために全力を尽くした功績を、私はずっと忘れません。本当に本当に、いままでありがとうございました。

「美しい国、日本」
「日本を、取り戻す。」

この言葉をスローガンに、
政治活動を続けられていた安倍元首相。

あまりの衝撃的なニュースに、
思い出すたびに涙が止まりません。

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心よりご冥福をお祈りいたします。

日本国民として、
美しい日本の心を忘れないよう、
ただただ、心の中で何度も誓うのみ。

目まぐるしく変わる世界の中で、
ただ国益を願い尽力されたことを、
心より感謝いたします。

本当に本当に、
今までありがとうございました。


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思い出の景色(津軽百首)

亡き友と 過ごした日々は 遠くとも 津軽の春は 今日も来たれり

なきともと すごしたひびは とおくとも つがるのはるは きょうもきたれり

今は亡き友と過ごした懐かしい日々は、昨日のことのように思い出されるのに遠くなっていくが、あの日見た津軽の春の景色は、今日も変わらずあり続ける。

懐かしい友との思い出。

酒を酌み交わしながら、
夜通し語り合った日々。

希望に満ちた日も、
絶望に慄いた日も、
いつでも友はいた。

あれから数十年。

今はもう、
友はいない。

常春の国へ、
一足先に旅に出たようだ。

友よ。

同じ津軽に生まれ、
同じ時を過ごし、
津軽の地に眠る友よ。

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この春の景色を覚えているか。
林檎の花を、柳の枝を、覚えているか。

今はただ風が吹く津軽野で、
君と生きた軌跡を、
私は懐かしむ。

友よ。

また出会うその日まで、
私はこの津軽で生き続ける。

昨日の父からのメールから、
今は亡き父の友を偲び詠んだ短歌です。

父の親友であるその人は、
昨年、亡くなりました。

幼いころ、
猫のぬいぐるみとケーキをもらったことを、
今でも覚えています。

どうかどうか、
常春の国で好きな絵や写真に囲まれ、
楽しく暮らしていますように。


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過去に祈りを

幾星霜 めぐる世界に 人々は 祈りを捧げ 過去を語らう

いくせいそう めぐるせかいに ひとびとは いのりをささげ かこをかたらう

長い年月をかけて廻っている世界の中で、人々は祈りを捧げながら過去と語り合うのでしょう。

2011年3月11日。

今でも、
あの当時のことは昨日のように思い出されます。

私はまだ東京に引っ越してきて数か月。
ただただ絶望だけを感じたあの日。

あれから11年。

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あの日を境に、
私の人生観が大きく変わりました。

今の時代もまた、
あのころとは違った苦難がありますが。

廻る世界はどこかで、
未来とも過去ともつながっているとするならば、
祈る心は必ず伝わっているはず。

そうして、
人々は過去と語らい、
未来へ進む勇気をもらうのかもしれません。

どうか、どうか、安らかな眠りを。
震災で亡くなられた方々に、
心よりご冥福をお祈りいたします。


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波紋の静けさ(終戦記念日に)

広がりて 消えゆく水の 紋様や 流す涙の 後も残さず

ひろがりて きえゆくみずの もんようや ながすなみだの あとものこさず

落ちた雫の波紋は、ゆっくりと広がり、そして消えてゆく。人の流す涙も、時がたてば後も残らさずきえてゆくのでしょう。

一日遅くなりましたが。

昨日は終戦記念日でした。

毎年、この時期になると、戦争を体験した祖父母のことを思い出します。
おそらく、私たちの世代は、戦争経験者の話を身近に聞けた最後の世代。

だからこそ、この事実を伝えていかなければならないと強く思います。
それは、次の世代、そしてまた次の世代に語り継ぐべきこと。

娘にも戦争というものについて、やんわりとですが話しました。
でも、一口に簡単に言えるものでもなく、難しさを感じるばかり。

戦争は悪いこと。
それは、誰でもわかること。

ただ、なぜその戦争をしなければならなかったのか。
その戦争を経て、私たちは生まれ、そして、平和の時代を生きられているという事実。

難しいからこそ、話すことをあきらめるのではなく。
事実を伝え、いつか、自分できちんと考えられるようになってほしい。

人の記憶は、時とともに薄れゆくもの。
それは、ある意味仕方のないことで、自然なこと。

戦時中、
どれほどの恐怖と、
どれほどの不安と、
どれほどの絶望の中にいたのだろうか。

国のため、家族のためと、自らを鼓舞して命を賭して守られた国。
今の平和は、ほかの国に与えられたものではありません。

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私たちのご先祖様が、守ってくださったのです。
その事実を忘れてはいけません。

戦争は悲しみしか生まない。
だからこそ、絶対に起きてはいけない。

でも。

もし、話し合うこともできず、
ただ一方的に難癖をつけられ、
愛する家族やこの国が危機に瀕しているなら、
それに抗うことも必要です。

それは危険思想でもなんでもなく、
家族を守る、国を守るという当たり前の考えです。

人を傷つけるのも力なれば、
人を守るのも力なのです。

今は、力に触れること自体がタブーのような気がしますが、
それは、守るために必要な力すら放棄させる誤解を生みかねません。

他国から守るために力は必要。
でも、その力は他国を傷つけるものでは決してない。

この二つがそろって、初めて、平和だといえると思います。

ご先祖様が守った日本を、平和な国のまま守り続けていくこと。

難しい問題だからこそ目を背けるのではなく、
今一度、考える問題だと強く思っています。


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津軽百首(川倉賽の河原)

亡き人の 御霊眠りし 川倉の 賽の河原で 後世を祈りて

なきひとの みたまねむりし かわくらの さいのかわらで ごせをいのりて

亡くなった人が来世で幸せに暮らせるように、静寂の中、川倉賽の河原地蔵尊で祈りを捧げる。

津軽の霊場といえば、
五所川原市金木町にある川倉賽の河原地蔵尊。

ここは、
津軽の地で眠る人々を祀る場所。

およそ二千体ものお地蔵さまが祀られ、
生前使われていた愛用品も一緒に眠っている場所です。

津軽の文化はどこか仄暗さを感じますが、
ここはその中でも一番と言えるかもしれません。

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悲しみと祈りが行き交う場所。
現世と黄泉の国の狭間。

「死」というものを受け入れ、
「来世」という存在を信じているからこそ、
亡き人が来世で幸せになれるように、
不遇の死を遂げた人が荒魂にならないよう祈りを捧げるのです。

今、私たちがいるのは、ご先祖さまがいるからこそ。
そして、いつかは必ず訪れる「死」という現実。
この二つをまざまざと感じられる場所が、川倉賽の河原地蔵尊です。

今年のお盆は、祖母にとっての初盆。
ですが、諸事情により残念ながら帰省出来ず。

せめて、遠く離れたこの地で、
初盆を迎える祖母と、
寡黙で優しかった祖父を偲ぼうと思います。


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