朝凪によせて

夜が明けて 風が止まりし 朝凪に 心溶けゆく 光静かに

よがあけて かぜがとまりし あさなぎに こころとけゆく ひかりしずかに

長い夜が明けて、静かな朝凪の海を見ていると、光が海に溶けるようにざわざわした心も溶けていくようだ。

夜が明けて、
風が止まるとき。

朝凪の海は、
まるで空を映す鏡のよう。

風の音のない、
波のない海は、
静寂の世界そのもの。

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その世界にいるということが、
今ここに生きているということが、
心のざわざわしたものを溶かしていく。

また風が吹き始めるように、
心もまた動き始める。

世界は静と動を繰り返し、
止まることなく動き続ける。


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夜の海が映すもの

夜の海 星の光は 映らねど ゆらゆら揺れる 港の灯り

よるのうみ ほしのひかりは うつらねど ゆらゆらゆれる みなとのあかり

夜空で輝きを放つ星の光も、夜の海の前では映ることはない。しかし、港の灯りはゆらゆらと揺れ動いている。

その昔、満天の星空は、明るさすら感じられるくらいであっただろう。
もしかしたら、その光は夜の海すら照らすことが出来たのかもしれない。

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でも今は、地上の方が明るくなってしまった。
星の光も街の灯りの上の方しか見られなくなった。
少なくなったわけでもないのに。

眩いばかりの港の灯りは、夜の海を照らし揺らめいている。
何とも不思議なものだ。


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空の青さと海の青さ

波の上 揺れる船から 見えるのは 空の青さと 海の青だけ

なみのうえ ゆれるふねから みえるのは そらのあおさと うみのあおだけ

波の上の揺れる船から見える景色は、きっと空と海の青の世界なのだろう。

どこまでも、どこまでも続く水平線。

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空の青さと海の青さは、同じ青なのになぜ違うのだろうか。
つかめない空と、つかめてもすり抜ける海。

きっと、船の上で生活している人々の世界はこの青の世界なのだろう。

どこまでも青の世界。
私は岸辺で、その世界を想像することにしよう。


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