朝凪によせて

夜が明けて 風が止まりし 朝凪に 心溶けゆく 光静かに

よがあけて かぜがとまりし あさなぎに こころとけゆく ひかりしずかに

長い夜が明けて、静かな朝凪の海を見ていると、光が海に溶けるようにざわざわした心も溶けていくようだ。

夜が明けて、
風が止まるとき。

朝凪の海は、
まるで空を映す鏡のよう。

風の音のない、
波のない海は、
静寂の世界そのもの。

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その世界にいるということが、
今ここに生きているということが、
心のざわざわしたものを溶かしていく。

また風が吹き始めるように、
心もまた動き始める。

世界は静と動を繰り返し、
止まることなく動き続ける。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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