人はみな 戻らぬ日々を 惜しみける 明日を待つ日も 待たぬ日さえも
ひとはみな もどらぬひびを をしみける あすをまつひも またぬひさえも
人間というものは、過ぎた日々がもう二度と戻らぬことを名残惜しく思うものだ。明日が楽しいと期待に満ちた日も、絶望に染まっている日でさえも。
過去を偲ぶということは、
もう戻れない日々への深い郷愁。
記憶の中には鮮明に、
音や景色がありありと思い出せるのに。
その思い出もいつか薄れ、
そして今がまた新たな過去になる。
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明日が楽しいと希望にあふれる日も。
明日が来なければいいと絶望に嘆く日も。
どんな日も、いずれ必ず過去になる。
今を今と感じられるのは、今だけ。
だからこそ、
時というものは平等であり、
残酷であり、優しいのだろう。