名を知らぬ ものはこの世に 数あれど 名など要らぬと 花は揺らめく
なをしらぬ ものはこのよに かずあれど ななどいらぬと はなはゆらめく
この世に存在する物には全て名がつけられていますが、美しく咲く花の前では、人間がつけた名など単なる記号で、まったく必要のないものなのでしょう。
道ばたの花や草、
生活に欠かせない道具、
行動や感情や記憶、
空や風、そして雲や雪や雨にも。
この世に存在するすべてに、
名はつけられている。
ともすれば、
私達はその名に囚われて、
さまざまなものを
見失っているのかもしれない。
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名も知らぬ花を見て、
その花を美しいと感じたならば、
花の名など関係ない。
物事の本質をみるときは、
名に振り回されず、
己が心の目を開くべきと、
花が教えてくれた。
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