津軽百首(用水路)

清らかな 水を導く 用水路 水面キラキラ 空色の泥

きよらかな みずをみちびく ようすいろ みなもきらきら そらいろのどろ

透明度の高い水が流れる用水路は、田畑にとっての生命線。
水面はキラキラと太陽の光を反射して、空を映す水底は泥すら空色に見える。

田畑にとっての水は、
人間にとっての血液のようなもの。

だからこそ、
用水路はまんべんなく張り巡らされて、
隅々まで水がいきわたるように流れている。

春は雪解けの水でキラキラと透明度の高い用水路。

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夏は草が覆ってしまい姿は見えず音が響く用水路。

秋は枯草を運び夕陽に輝く用水路。

冬は雪に閉ざされて音も聞こえぬ用水路。

四季折々の姿を見せる用水路は、
津軽平野に今日も命を届けている。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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