金色の 水面に揺るる 若苗を 御手で守りし 岩木の神よ
こんじきの みなもにゆるる わかなえを みてでまもりし いわきのかみよ
田植えが終わったばかりの夕暮れ時は、まだ若い苗の細い葉が静かに揺れている。
岩木の神様は、津軽平野一面に植えられたこの苗の成長をずっと見守り続けている。
田植えが終わり、
皆が帰途につくころ。
傾いた日の光は、
金色となって水面を映す。
静かに吹き抜ける風は、
まだ弱い苗の葉を優しく揺らしている。
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まるで、
岩木の神がその御手で、
愛でているかのよう。
秋になり、
黄金色の恵みにあふれ、
安堵にも似た感謝の笑顔を見る日まで。
岩木の神はずっと、
見守り続ける。