津軽百首(苗を植え終え)

金色の 水面に揺るる 若苗を 御手で守りし 岩木の神よ

こんじきの みなもにゆるる わかなえを みてでまもりし いわきのかみよ

田植えが終わったばかりの夕暮れ時は、まだ若い苗の細い葉が静かに揺れている。
岩木の神様は、津軽平野一面に植えられたこの苗の成長をずっと見守り続けている。

田植えが終わり、
皆が帰途につくころ。

傾いた日の光は、
金色となって水面を映す。

静かに吹き抜ける風は、
まだ弱い苗の葉を優しく揺らしている。

まるで、
岩木の神がその御手で、
愛でているかのよう。

秋になり、
黄金色の恵みにあふれ、
安堵にも似た感謝の笑顔を見る日まで。

岩木の神はずっと、
見守り続ける。

この短歌を詠んだ人
ふじこ

こんにちは、あなたに寄り添う心の短歌のふじこです。
2017年から短歌を詠み始め、気が付けばもう500首以上になりました。日々の風景、育児、心、そして、生まれ育った津軽を主に詠んでいます。今は遠きふるさと津軽を思い「津軽百首」を制作中。

ふじこをフォローする
津軽百首