津軽百首(年の瀬に賑わう町)

再会の 人であふれる 年の瀬に 雪すら踊る 津軽の里よ

さいかいの ひとであふれる としのせに ゆきすらおどる つがるのさとよ

年末に帰省する人々であふれる津軽の里は、吹きすさぶ雪すら踊っているように見えるほど、賑やかなものである。

いつもであれば、
こんなに雪が降る日は静かなもの。

降りつもる雪は音を吸い込み、
白一色の町並みはまるで息をひそめているよう。

でも、そんな雪すら音をかき消せないのが、
年の瀬の津軽の里。

再会を喜ぶ声に、
溢れるばかりの笑顔。

賑わう街並みに降る雪は、
音を吸い込むどころか、まるで踊っているかのよう。

静かな里が賑わう年の瀬。
ゆく年への感謝と、くる年への期待。

スポンサーリンク

来年もまた、皆で集まれることを祈りながら、
津軽の里の夜は更けていきます。

—————————————————————-

今年も一年、
作品を読んでくださってありがとうございました。

書きためた短歌もまだ数首あるのですが、
とりあえずはこれが今年最後の更新となります。

みなさまがよいお年を送れますよう、
心よりお祈り申し上げます。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク