津軽百首(雪のわだち)

降る雪に 先まで見えぬ 白き道 わだち頼りに 前へと進む

ふるゆきに さきまでみえぬ しろきみち わだちたよりに まえへとすすむ

雪が降り続け、先まで見えない時は、わだちを頼りに前へと進んでいく。

しんしんと、
ただただ降る雪。

あまりにも雪がはげしく降るときは、
向こうの景色も雪に埋もれて、
ただただ白く冷たい世界。

そんなときは、
わだちを頼りに歩く。

車が通った後は、
そのタイヤの摩擦熱と、
車の重さで雪も圧縮状態に。

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たとえ真っ白だったとしても、
そこに凹凸がある限り、
影がある分、道がわかる。

雪国には、
雪国の生活の知恵があり。

それは、
誰に教えられるでもなく、
自然と身についてゆく。

きっと、
雪の中に見え隠れする、
先人たちが教えてくれるのだろう。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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