津軽百首(春遠い日)

津軽野の 弥生の空は 青くとも 雪まだ深く 春遠い日々

つがるのの やよいのそらは あおくとも ゆきまだふかく はるとおいひび

津軽平野を見下ろす空は春らしく青くなってきたものの、まだまだ雪深く春は遠いと感じる日々。

季節の移ろいを感じるものは、
人によってそれぞれ違います。

肌で感じる温度、
日差しの強弱、
通り過ぎる風。

私の場合、
主に季節の移ろいに気づくのが、
空の青さです。

スポンサーリンク

春には春の、
夏には夏の、
秋には秋の、
冬には冬の、
空の色があって。

そのそれぞれの青さを見るたびに、
ああ、もうすぐ次の季節なんだと、
寂しさとともに見送るのです。

それでも、
津軽の冬は長く、
空の色だけ見れば春を感じても、
足元の雪はなかなか消えません。

ただ、それでも、
上を見れば春、
下を見れば冬という、
2つの季節が混在するあの時期が、
関東にいる今は、たまらなく懐かしく感じるのです。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク