津軽百首(北の果て竜飛崎)

龍が飛ぶ 津軽の果ての 竜飛崎 風は誘う 終わりなき路

りゅうがとぶ つがるのはての たっぴざき かぜはいざなう おわりなきみち

龍が飛ぶという名のごとく、一年中、風が強い竜飛崎。
この先は津軽海峡があり、そして北海道がある。路は途絶えたかのように見えても、風はその先へと誘ってくれるだろう。

津軽の果て、竜飛崎。
一年中、風が吹き荒れ、
その風はまるで龍が飛んでいるかのよう。

目の前の津軽海峡をはさんで、
晴れていれば北海道がはっきりと見えます。

龍飛崎が有名なのは、
石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」の歌詞と、
太宰治の「津軽」に登場しているからでしょう。

今ならば青函トンネルがあるものの、
その前は青函連絡船が唯一の交通手段。

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津軽の果てと呼ぶにふさわしいもの寂しさは、
以前より発展した今でも健在です。

最近、改めて太宰治の「津軽」を読んだのですが、
津軽に住んで読んだ当時よりも、
東京に住んでいる今の方が、
もっともっと理解度が増したような気がします。

おかげさまで、津軽百首もこの歌で30首となりました。

まだまだ先は長いですが、
焦らずにじっくりと詠んでいきたいと思います。

※今までの短歌は、「短歌一覧」のページから全て読むことができます。


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