津軽百首(秋の実りに)

稲の穂の 香りかすかに 紡ぐ風 神の恵みを 祝えや祝え

いねのほの かおりかすかに つむぐかぜ かみのめぐみを いわえやいわえ

一面の田んぼが黄金色に染まるこの季節。稲穂の香りが、めでたい秋の実りを伝えてくれる。

一面に広がる黄金色の大地。
遥か昔から待ち望んだ秋の実りの季節。

それはまさに、
岩木山の神の恵みそのもの。
どんな祭りよりもおめでたいこと。

現代の社会では忘れがちなことですが、
日本人の主食である米が実るこの季節は、
心から待ち望んだお祝いの時期です。

米がとれることで、
また一年過ごすことができるのです。

その恵みは、
大地、水、太陽、そして人の手により、
大切に大切に育てられて得られるもの。

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お米はもちろん、
どんな食べ物でも、
感謝とともに食べる。

当たり前のことですが、
感謝の気持ちをもって食べることで、
より一層おいしく感じられる気がします。

新米の季節になりました。

新米を口にするときは、
今年の大地の恵みに感謝をしながら、
手を合わせていただきます。

雑多な情報に惑わされることなく、
地に足をつけ、道を踏み外すことなく、
今ここに生きていることを感謝することを、
大地の恵みが教えてくれるのです。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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