津軽百首(若生おにぎり)

白米を 包む若生 塩辛し 太宰も愛す 津軽のおにぎり

はくまいを つつむわかおい しおからし だざいもあいす つがるのおにぎり

若生で包んだおにぎりは、ほどよい塩辛さと昆布の旨味が感じられる津軽の郷土料理。

若生(わかおい)は、一年目の薄い昆布を干したもの。

カチカチに干すのではなくて、
しっとり感が残る干し具合なのがポイントです。

おにぎりをにぎって、
海苔の代わりにこの若生昆布で包むと、
磯の香りたっぷりのちょっと塩っぱいおにぎりになります。

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繊維に沿って食べないと、
なかなか噛みきれないという若生おにぎりは、
子供の頃から慣れ親しんだ懐かしい味。

津軽の文豪である太宰治も愛したと言われています。

熱々ご飯を巻いて食べても美味しいですが、
そのまま時間をおくと、昆布の旨味がご飯に染みて、
また違った美味しさになります。


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