輪サなって でっけェ数珠サ 念仏コ 唱えデ歩グ 百万さまサ
わさなって でっけえじゅずさ ねんぶつこ となえであさぐ ひゃぐまんさまさ
こちらは、津軽百首(百万遍塔)の津軽弁バージョンの短歌です。
村のあちこちにある百万さま(百万遍塔)と呼ばれる石塔の前で、大きな数珠を広げ念仏を唱えながら回す様子を詠んでいます。

津軽百首を作るにあたり、
さまざまな津軽の風景を詠んできました。
その中で、
津軽の風景だけではなく、津軽弁があってこその津軽だと改めて感じることがあり、今までの短歌を津軽弁でも詠んでみたくなりました。
こちらはその第一弾となります。
比べられるように、元歌と津軽弁バージョンのどちらの記事内にも、それぞれのリンクを貼っておきます。
そして、わかりやすいように、イメージ画像は同じ写真を使わせていただきますね。
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今回の歌の津軽弁でわかりにくそうなところ。
「念仏コ」は念仏に「コ」をつけて語呂よく?する津軽弁独特の呼び方です。他にも「飴コ(キャンディー)」「めごコ(かわいい子)」など、さまざまなシチュエーションで使います。
「歩く」は「歩グ」と書いて、「あさぐ」と読みます。
カタカナの場所は、津軽弁の発音だったりするので、ちょっと日本語は不自然かもしれませんが、その辺は解説を読んでいただけたらと思います。
津軽弁バージョンの津軽百首も、ぜひともよろしくお願いいたします。