しゅんしゅんど 薬缶コけっぱる 音ばしで 綿雪がっぱど 積もっちゃあべな
しゅんしゅんど やがんこけっぱる おどばしで わだゆきがっぱど つもっちゃあべな
こちらは、津軽百首(津軽の冬に)の津軽弁バージョンです。
雪がたくさん積もる夜は、全ての音を雪が吸い込んでしまうので、外は恐ろしいほどに静か。だからこそ、ストーブの上の薬缶の音だけがせわしなく響いているという歌です。
こちらの短歌には、安田蝸牛さんから下の句をいただいた津軽の冬に(安田蝸牛さんからいただいて)があります。
下の句によって、随分と印象が変わるこの短歌。
同じ題材を詠んだのですが、安田蝸牛さんと私の短歌の違いについて考察を書いています。
※ぜひお時間がある時に読んでいただけたら幸いです。
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どちらも津軽弁で詠み直してみたところ、思った以上に言葉が全然違うことに驚きました。
近々、安田蝸牛さんの津軽弁バージョンも公開いたしますね。
標準語での世界と津軽弁での世界。
ますますおもしろいと思った今日この頃です。