「風止めば 雨が降るぞ」と 言ふ祖父の 声は消えゆく 津軽の空に
かぜやめば あめがふるぞと いうそふの こえはきえゆく つがるのそらに
農作業の合間、ポツリと「風が止むと雨が降るんだよ」と教えてくれた祖父。その声をかき消すかのように、風が止んだ空から雨が降り始める。

農作業は、天候に左右される。
雨が降る前に終わらせなければいけない作業、
雨が降った後にやらなければいけない作業。
それぞれを見極めながら、
今、その作物にとって必要なことをする。
雨が降りそうな、
でも、まだ降るほどでもないような空。
スポンサーリンク
そんなとき、祖父がつぶやく。
「風がやめば、雨が降る。だから、もうそろそろ片付けて帰ろう。」
その言葉通り、
風が止んだと思ったらポツリポツリと雨が。
本降りになる前に片付けて帰ろう。
そして、雨の恵みに感謝しながら、明日の作業を考えよう。