津軽百首(祖父の教え)

「風止めば 雨が降るぞ」と 言ふ祖父の 声は消えゆく 津軽の空に

かぜやめば あめがふるぞと いうそふの こえはきえゆく つがるのそらに

農作業の合間、ポツリと「風が止むと雨が降るんだよ」と教えてくれた祖父。その声をかき消すかのように、風が止んだ空から雨が降り始める。

農作業は、天候に左右される。

雨が降る前に終わらせなければいけない作業、
雨が降った後にやらなければいけない作業。

それぞれを見極めながら、
今、その作物にとって必要なことをする。

雨が降りそうな、
でも、まだ降るほどでもないような空。

そんなとき、祖父がつぶやく。

「風がやめば、雨が降る。だから、もうそろそろ片付けて帰ろう。」

その言葉通り、
風が止んだと思ったらポツリポツリと雨が。

本降りになる前に片付けて帰ろう。
そして、雨の恵みに感謝しながら、明日の作業を考えよう。

この短歌を詠んだ人
ふじこ

こんにちは、あなたに寄り添う心の短歌のふじこです。
2017年から短歌を詠み始め、気が付けばもう500首以上になりました。日々の風景、育児、心、そして、生まれ育った津軽を主に詠んでいます。今は遠きふるさと津軽を思い「津軽百首」を制作中。

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