道路に咲く花

ひび割れた 道路にひそりと 咲く花よ 定めと知りて ここで芽吹くか

ひびわれた どうろにひそりと さくはなよ さだめとしりて ここでめぶくか

ひび割れた道路の隙間に、ひっそりと咲いている花よ。
ここで咲くのが定めだと知っていたからこそ、芽吹いたのだろうか。

わずかな水と、
わずかな土さえあれば、
花を咲かせるには十分。

それが定めだと知っているからこそ、
アスファルトの隙間から芽吹いたのだろうか。

もう少し行けば、
柔らかな土も豊富な水もあるだろうに。

種が落ちた場所が運命の場所なのか、
運命の場所だから種が落ちたのか。

人もまた同じ。

生まれた環境を運命と思えるか、
運命だから生まれたと考えるか。

その答えはきっと、
この花が知っているのだろう。

この短歌を詠んだ人
ふじこ

こんにちは、あなたに寄り添う心の短歌のふじこです。
2017年から短歌を詠み始め、気が付けばもう500首以上になりました。日々の風景、育児、心、そして、生まれ育った津軽を主に詠んでいます。今は遠きふるさと津軽を思い「津軽百首」を制作中。

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自然
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