軒先に 雪玉飛び交い 笑う声 つららの剣が 生まれし瞬間
のきさきに ゆきだまとびかい わらうこえ つららのけんが うまれししゅんかん
軒先にできたつららに、雪玉を当てて落とす子供達。
落ちても折れなかったつららを、氷の剣として誇らしげに持ち歩いている。
子供の頃、
冬の楽しみといえば、
雪の遊び。
雪合戦、
かまくら作り、
ミニスキーにソリ。
でも登下校の遊びといえば、
軒先のつららへの雪当てゲーム。
昔は今みたいに高い屋根じゃなかったので、
つららと屋根の境目を狙って雪玉を当てる。
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落ちたつららは折れるものもあれば、
折れずにそのまま綺麗な形のものも。
そのつららは、
氷の剣となって、
誇らしげに輝きを放つ。
どこの屋根のつららが大きいか、
どこを狙えば綺麗に落ちるのか、
休み時間に真剣に語り合ったあの思い出。
もう二度と戻らない時間だけれども、
つららを見るたびに鮮やかに蘇るのである。