津軽百首(消し炭の山)

消し炭のやうに色無き山はただ 諸人拒み 陽光を待つ

けしずみのようにいろなき やまはただ もろびとこばみ ようこうをまつ

消し炭のように灰色の世界に染まる山は、様々な人を拒みながらただ陽光を待っている。

雪が降り続ける空は、
どこまでも鉛色で重苦しい。

その鉛色の空から降る雪は、
津軽の里をモノトーンの世界に変える。

それはまるで、
水墨画のようでもあり、
消し炭のようでもあり。

人を拒んでいるかのように、
ただただ静けさの中にある。

待ち望むのは陽光。

暖かな光は、
雪深い森の奥まで届くはず。

この色無き世界に迷わぬよう、
諸人を拒みながら、
ただ陽光を待つ。

この短歌を詠んだ人
ふじこ

こんにちは、あなたに寄り添う心の短歌のふじこです。
2017年から短歌を詠み始め、気が付けばもう500首以上になりました。日々の風景、育児、心、そして、生まれ育った津軽を主に詠んでいます。今は遠きふるさと津軽を思い「津軽百首」を制作中。

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