長靴サ ついだ雪コば ほろごって 家サ入って ぬぐだまりてな
ながくつさ ついだゆきこば ほろごって いえさはいって ぬぐだまりてな
長靴についた雪を払い落として、家に入って温まりたいなあ。

冬の帰り道は、
長靴の底で固まった雪との格闘。
サクサクとした雪ならいいけれど、
ふわふわの雪は重みでギュッと固まってしまい、
これがなかなか取れません。
雪が付いたままだと、
玄関が雪解けの水で濡れたまま。
だからこそ、
家の中に入る前に、
雪をなんとか払い落として、
新聞紙を重ねた上に、
長靴を置くのです。
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手も足もほっぺも耳まで冷え切った体は、
いつのまにか寒さになれて、
あまり寒さを感じなくなるものなのですが。
それが、
ストーブで暖められた室内に入ることで、
麻痺していた感覚を取り戻すかのように、
一気に寒気がこみ上げてきます。
ストーブに当たりながら、
じんわりゆっくりと温まると、
心まで温まってなんだか眠くなる。
寒さと暖かさに幸せを感じる、
そんな冬の一日。