津軽百首(春の風が吹く日)

明けるほど 色を重ねて 吹く風や 里を渡りて 春を届けし

あけるほど いろをかさねて ふくかぜや さとをわたりて はるをとどけし

夜が明けてから吹く風は、どんどん色を重ねて鮮やかにしていき、いろいろな里に春を届けていく。

吹く風は、
いつのまにか冷たさが和らいで。

夜が明けてからは、
風が吹くたびに、
色が重ねられていくかのよう。

それは水彩画のように、
淡く薄く塗り重ねられていて。

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何度も何度も通り過ぎながら、
春の景色にしていく。

一つの里が終われば、
また次の里へと。

里を渡りながら、
次々と春を届けていく。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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