津軽百首(小屋の水仙)

寒さ耐え 錆びた小屋には 水仙が 咲きて喜ぶ 津軽の春よ

さむさたえ さびたこやには すいせんが さきてよろこぶ つがるのはるよ

厳しい寒さを幾度も乗り越えた畑の小屋はもう所々が錆びているが、今年も水仙が咲き津軽の春を喜んでいるようだ。

津軽の冬を幾度も越すうちに、
トタンで作られた畑の小屋は、
あちこちが錆びてくる。

真っ白な世界に閉ざされている頃は、
あまり目立たないけれども、
雪が溶けて色が戻ってくると、
途端にもの寂しくなる。

でも、そのそばに、
寄り添うように咲く水仙の姿が。

毎年毎年、
少しずつ錆びていく小屋。

そして、
毎年毎年、
株を大きくして花が増えていく水仙。

どちらも、
やっときたつがるの春を、
心から喜んでいるようである。

この短歌を詠んだ人
ふじこ

こんにちは、あなたに寄り添う心の短歌のふじこです。
2017年から短歌を詠み始め、気が付けばもう500首以上になりました。日々の風景、育児、心、そして、生まれ育った津軽を主に詠んでいます。今は遠きふるさと津軽を思い「津軽百首」を制作中。

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