残桜の恋物語(風花に消ゆ・女歌)

触れずとも 伝わる心 声もなく 遠ざかる背は 風花に消ゆ

ふれずとも つたわるこころ こえもなく とおざかるせは かざはなにきゆ

触れなくても伝わってしまう心は声に出すまでもなく、愛しいあの人の背中は、ただ風花の中に消えていく。

行かないで、と言えたなら。
そばにいて、と触れられたなら。

でも、
そんなことは言えない。
そんなことはできない。

あなたの夢が叶うことを、
全力で応援したいはずなのに。

それなのに、
そばにいたいと思ってしまう。

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相反する想いに、
何もできず立ち尽くすだけ。

きっと、
触れなくても、
言わなくても、
伝わっている心。

遠ざかる背中に、
ただただ祈るのみ。

どうかあなたの夢が叶いますように。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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