川の流れに

滔滔と 流るる川は ただ流る 時の流れに 寄り添うやうに

とうとうと ながるるかわは ただながる ときのながれに よりそうように

緩やかに流れる川は、ただ流れていく。まるで、戻ることができない時間に寄り添うように、ただただ流れていく。

ゆるやかに流れていく川。

多少の緩急の差はあれど、
ただただ流れていく。

時の流れもまた同じ。
二度と戻ることはない。

思えば、
この世に戻れるものは何もない。

川の流れも、
時の流れも、
命でさえも。

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戻ることはできないが、
巡ることはできる。

春が来て夏が来るように、
夜が明け朝になるように、
この水がいつか雲になるように。

季節の名こそ同じではあるが、
同じ季節は二度とない。

この世は前に進むのみ。
戻ることは理に反すること。

すべては時の流れに寄り添うように。
前を向き、
歩み続けよう。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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