風の通る道

我の目に 風の姿は 見えぬとも 白き雲にぞ  道は連なり

われのめに かぜのすがたは みえぬとも しろきくもにぞ みちはつらなり

私の目で風の姿を見ることはできないが、雲の流れを辿れば、風が通り過ぎた道を知ることくらいはできるでしょうか。

梅雨の晴れ間の今日。

吹きすさぶ風は6月のものとは思えないほど温く、
涼をもたらすほどの冷たさも持ち合わせていない。

だが、
だからこそ、
まるで一足先に夏が訪れたような違和感。

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この強い風は、
どこからきて、どこへ行くのか。

私の目には、
その風の姿を見ることはできない。

でも、
青空に浮かぶ白い雲を見やれば、
風の通り道を知ることができる。

きっとこの風は、
これから来る夏が待ちきれずに寄越した風。

もう少ししたら、
改めて暑さとともに戻ってくるのだろう。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

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