足早に 地に隠れるよう 沈む陽の マントは夜の 帳に変わる
あしばやに ちにかくれるよう しずむひの まんとはよるの とばりにかわる
まるで急ぐかのように沈む夕日のマントは、夜のとばりそのもので、ゆっくりとあたりを夜に変えていく。
夕暮れ時の空。
地に隠れるように沈む夕日は、オレンジ色のマントで空を覆う。
そのマントはゆっくりと青に変わり、夜の帳となっていく。
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毎日の光景なのに、なぜ夕暮れ時は切なくなるのだろう。
昨日も、今日も、明日も、また陽は沈むのに、なぜ胸は痛むのだろう。
それはきっと、あまりにも大きく、そして、あまりにも早く沈みすぎるからだ。
近く感じたと思えば沈んでしまい夜になる。戻ることはできない。
ただ夜がそこにやってくるだけなのだ。