夕暮れマント

足早に 地に隠れるよう 沈む陽の マントは夜の 帳に変わる

あしばやに ちにかくれるよう しずむひの まんとはよるの とばりにかわる

まるで急ぐかのように沈む夕日のマントは、夜のとばりそのもので、ゆっくりとあたりを夜に変えていく。

夕暮れ時の空。
地に隠れるように沈む夕日は、オレンジ色のマントで空を覆う。

そのマントはゆっくりと青に変わり、夜の帳となっていく。

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毎日の光景なのに、なぜ夕暮れ時は切なくなるのだろう。
昨日も、今日も、明日も、また陽は沈むのに、なぜ胸は痛むのだろう。

それはきっと、あまりにも大きく、そして、あまりにも早く沈みすぎるからだ。
近く感じたと思えば沈んでしまい夜になる。戻ることはできない。

ただ夜がそこにやってくるだけなのだ。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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