色ふる風

青の葉に 真綿の雲に 野の花に 風は色ふる 皐月の空へ

あおのはに まわたのくもに ののはなに かぜはいろふる さつきのそらへ

初夏の瑞々しい葉や白い雲、そして野の咲く花を揺らしながら、風はさわやかな皐月の空へと色を変えてゆく。

あっという間に街路樹のハナミズキが、
青々とした葉を茂らせる季節になりました。

空には白く丸い雲。
もこもことして気持ちよさそう。

色とりどりの野の花も、
気持ちよさそうに風に揺れています。

その風は、
時に青の葉の色になり、
時に白き雲の色になり、
時に野の花の色になり。

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そして、最後は空の色になる。

全ての色に染まり、
そしてすべての色に染まらぬ風。

吹き抜ける風はどこまでも高く高く。

コロナ禍で暗いニュースが続きますが、
たまには空を見上げて季節を感じてみてくださいね。

梅雨前のさわやかな晴れの日。
きっと心が少し軽くなるはずです。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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