津軽百首(初雪の頃)

冬枯れの 色なき里に 袖返し 岩木の神は 雪をふりつむ

ふゆがれの いろなきさとに そでかえし いわきのかみは ゆきをふりつむ

収穫が終わり疲れ果てた大地を癒すために、岩木の神が袖を翻し雪を降らせて津軽平野を守り眠らせるのでしょう。

収穫が終わり、
静けさと共に色をなくした津軽平野。

枯れ野となった大地は、
秋の実りを生み出した代償として、
息も絶え絶えになるほど疲弊している。

その疲れた大地を守るために、
岩木の神は袖を翻し、
雪を降らせる。

色なき枯れ野がだんだんと白くなり、
冷たい雪が降り積もるほどに清められていく。

こうして、
疲れ果てた大地を眠らせているのだろう。

降り積もった雪は、
春になるまで溶けることなく、
ずっとずっと大地を守り続けている。

次の恵をもたらすために。
全ては、岩木の神の御心のもとに。

うたのわに参加しています。

この短歌を詠んだ人
ふじこ

こんにちは、あなたに寄り添う心の短歌のふじこです。
2017年から短歌を詠み始め、気が付けばもう500首以上になりました。日々の風景、育児、心、そして、生まれ育った津軽を主に詠んでいます。今は遠きふるさと津軽を思い「津軽百首」を制作中。

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