白鳥の旅立ち

風上を 見極め高く 飛び立てば 水面の粒も 空へと向かう

かざかみを みきわめたかく とびたてば みなものつぶも そらへとむかう

風上に向かって白鳥が飛び立てば、力強く蹴られてできた水飛沫も、ともに空へと向かうように舞い上がる。

白鳥は、風上を見極めて、助走をつけて飛び立つという。

あれだけの大きな体が、わずか20歩ほどで空へ。

力いっぱい蹴られた水面は、けたたましい音とともに、水飛沫が舞う。

そう、白鳥と同じように、空を目指して水飛沫が舞う。

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わき目もふらず目標へ向かう姿は、やがて見守る人達をも巻き込んでいく。

前へ、前へ。
上へ、上へ。

白鳥が飛び立つ瞬間、あの水飛沫たちも、同じ思いで同じ景色を見たのだろう。

あの広がる空へ向かう高揚感。

例えひとときであったとしても、その思いはきっと、永遠に刻まれていくのでしょう。


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本からひろがる世界

手に取りて 頁をめくる その瞬間 心の中に ひろがる世界

てにとりて ぺーじをめくる そのしゅんかん こころのなかに ひろがるせかい

たくさんある本の中から1冊を選び、ページをめくるたびに、どんどん世界が広がっていく。

今日は初めて娘と図書館に行ってきました。

最近、星のカービィに夢中の娘。

漫画本、小説本を何冊か買って読んでいますが、他の本も興味があるかなと思って図書館へ。

まず驚いたのが、蔵書の多さ。

今の図書館ってすごいんですね。

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子供が読む本がたくさん!

絵本はもちろん、自然科学やらメンタルの本やら雑学やらなにやら…

娘も小学校の図書室とは違う蔵書に興味津々。

お互い3冊くらい読んで、のんびりお散歩しながら帰ってきました。

子供の頃、ずっと図書館で本を読んでいたいのが夢の一つだったことを思い出し、今度はちょくちょく来ようと決意した今日この頃。

娘にも私にも、お気に入りの本が見つかりますように。


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津軽百首(ミツバチの季節)

ミツバチの 羽音に揺れる 野の草は ほほ笑みながら 春を彩る

みつばちの はおとにゆれる ののくさは ほほえみながら はるをいろどる

ミツバチがきて揺れる野の花は、まるでほほ笑むような優しさで、津軽の春を彩っている。

長い長い津軽の冬が終わり。

泥濘から出た新緑に小さな花が付き始めるころ。

津軽野もようやく春が来たと実感する。

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あちこちにミツバチが飛び、忙しそうに蜜を集めては、また飛んでいく。

その忙しそうなミツバチを、咲き誇る花は優しく受け止める。

ほほ笑むように揺れながら、春の柔らかい光を浴びて、小さな花は一層可憐に美しく咲き誇る。

みんなが待ち望んだ春。

奥津軽の春は、喜びに満ち溢れている。


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自分だけの道

はじまりや 終わりすらない 世の道を 如何に進むか 考えようか

はじまりや おわりすらない よのみちを いかにすすむか かんがえようか

この世がいつから始まり、いつ終わるのかは誰にもわからないが、自分という存在が進む道だけは、自分の心で決めることができる。

自分が生まれる前から世界はあり、自分が亡くなった後も世界は続いていく。

この世界がいつから存在し、いつ終わりを告げるのか。

それはきっと、誰にもわからない。

でも、その終わりのない世界の中に、自分という存在が生まれ消えていく。

今までも、これからも。

人は生まれ、そして消える。

どうせ消えるのなら、何をやっても意味がない。
どうせ消えるのなら、生まれる意味もない。

はたして、そうでしょうか。

この世はみな、どんな存在も生まれ、そして消えていく。

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悠久に見えるすべてのものも、細かくわけていけば、姿かたちを変えて存在し続けている。

この世は。
この世界は。

限りある命を繋ぎながら存在し続けている。

だから、永遠に見えることでも、どこかで終わりはあり、始まりがある。

つまり、あなたの人生はあなたのもの。

限りある命と向き合う時、人は新しい道を見つけられる。

今、何をしたいのか。
今、何をすべきなのか。

毎回振り返る必要はないけれど。

それでも、心に何かを思う時は考えてみてほしい。

自分の可能性は、自分でいくらでも広げられるのだから。


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透明な桜

白光に 透ける桜は 影だけを 残して消える 光の中へ

はっこうに すけるさくらは かげだけを のこしてきえる ひかりのなかへ

強い光を受けた桜の花びらは、影だけを残して、まるで最初から光だったかのように一体化していく。

桜が散り始めるころには、日中の日差しも強くなり始めて。

朝晩は寒さよりも涼しいと感じ、日中は暖かいよりもちょっと暑いと感じるようになる。

そんなやや強めの日差しを受ける桜の花びらは、光に透けるよう。

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影だけを残して、あとは光りの一部となっていく。

眩しいほどの光に、影だけの桜の花。

その美しさはまるで、春の夢のよう。

今年もまた春が来て過ぎ去っていくのだと感じる今日この頃。


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