森の声

森に棲む 木霊の声に 魅入られて 岩も緑に 染まりゆくなり

もりにすむ こだまのこえに みいられて いわもみどりに そまりゆくなり

あの大きな岩たちが苔むすのは、きっと森に棲むといわれる木霊の声に魅入られたからなのだろう。

深い森。

古くから、森には木霊という精霊が棲むといわれている。

虫も鳥も動物もいるはずなのに、深い森においては、木々の存在感が圧倒的。

折り重なる枝は太陽の光を薄暗くし、吹き抜ける風は木の幹でそよ風に変わる。

そんな静寂に包まれた森。

その静寂はもしかしたら、木霊の歌声なのかもしれない。

スポンサーリンク

音なき音を奏でる木霊。

その歌声に魅入られ、聴き続けるほどに星霜を経て。

岩も気づかぬままに、苔むすのでしょう。

森には不思議が潜んでいる。

人の知らない世界。

誰も知らない世界。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

歴史の中に

人はみな 歴史の中に 生きている 過去の偉人も 今のあなたも

ひとはみな れきしのなかに いきている かこのいじんも いまのあなたも

過去の偉人にも日常があり、それが歴史となって今に語り継がれている。私たちもまた、歴史の中にいきている。

どんな国にも、どんな人にも、歴史がある。

今という時間を積み重ねて、歴史は作られていく。

そのひとつひとつに、様々な思いがあり、生活がある。

だからこそ人は、人の中に未来を見る。

見果てぬ夢を描くことができる。

夜の闇が恐ろしかったころは、明るさを求め。

スポンサーリンク

井戸の水を汲むのがつらかったころは、水道なんて夢のまた夢。

移動は自転車になり、車になり、電車になり、飛行機になり、果ては宇宙まで。

遠く離れた人の声が聴けるようになり、いろんな映像や音楽を楽しめるようになり、今はもう自分の発言が世界に届く。

信じられないほど、今の世界は豊かになっているはず。

昔の人が思った、こうだったらいいなという思いが、今の私たちの生活の基盤となっている。

そして、今の私たちの生活がいずれ、未来の誰かの生活の基盤につながっていく。

俯瞰の目で物事をみることで、世界はもっと広く、人生はもっと深く感じられるようになるのだろう。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク