津軽百首(畑への道)

休憩の おやつと飲み物 携えて ぐんぐん進む 畑への道

きゅうけいの おやつとのみもの たずさえて ぐんぐんすすむ はたけへのみち

農作業の休憩に食べるおやつと飲み物を準備して、みんながいる畑を目指してどんどん進んでいく。

農家の朝は早い。
そして、体力労働でもある。

なので、朝10時と昼3時はおやつ休憩。

椅子に座って(ビールの空きケースや木箱)、おかしや菓子パンを食べながら、水分補給。

ラジオを聞きながらの時もあれば、いろんな噂話やら世間話。

わいわいがやがや。

15分くらい休んだら、また作業開始。

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母は本家のリンゴ作業の手伝いに出ていたし、父と祖父は自分のブドウ畑の作業中。
祖母は家でご飯の支度。

だから、畑へ差し入れを持っていくのは、当時小学生だった私の仕事。

学校が終わって、3時のおやつに間に合うように。
休みの時は、10時のおやつにも間に合うように。

届けたときの嬉しそうなみんなの顔が大好き。

しかも、一緒にお菓子を食べられるというおまけつき!

あの笑顔の人たちも、もうほとんどが空の上。
願わくば、空の上でもみんな仲良く笑っていてほしい。

津軽の空は今も昔も変わらない。
これからもずっと、変わらないでいてほしい。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

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