寒さ耐え 色を変えたる 若枝の 節に冬芽の 愛しき姿
さむさたえ いろをかえたる わかえだの ふしにとうがの いとしきすがた
今年伸びたばかりの若枝も、冬の寒さに耐えて色を変えていく。その節には小さな冬芽の姿がある。

四季を一番視覚で感じられるのは、
やはり植物を見ているときにように思われる。
昨年伸びた若い枝が葉を落とし、
冬の寒さに慣れてきたころ、
枝の色はより濃くなり、
貫録をつけていく。
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その節には、
まだ小さくて愛らしい冬芽の姿。
こうしてまた、
春になって芽吹き、
新しい若枝が生まれていく。
冬の寒さに耐えることで、
強く太くなる枝に、
自然の理を知る冬。