人知れぬ冬の森

人知れぬ 森を守りて そびえ立つ 雪纏う木よ 寒くはないか

ひとしれぬ もりをまもりて そびえたつ ゆきまとうきよ さむくはないか

雪を纏いながらそびえ立つ木よ、森を守るためとはいえ寒くはないのだろうか。

森の奥深くには、
未だ人の目に触れてはならない世界がある。

葉が全て落ちてしまう冬は、
森の奥深くまで見えてしまうかもしれない。

だからこそ、
森を守りし木々は、
雪を纏ってそびえ立つ。

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どれだけ冷たくても、
どれだけ辛くても、
その森を守るがためにそびえ立つ。

雪が溶け、
葉が茂り、
森の奥深くを隠すまで。

その時がくるまで、
ただひっそりと待ち続ける。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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