人知れぬ 森を守りて そびえ立つ 雪纏う木よ 寒くはないか
ひとしれぬ もりをまもりて そびえたつ ゆきまとうきよ さむくはないか
雪を纏いながらそびえ立つ木よ、森を守るためとはいえ寒くはないのだろうか。

森の奥深くには、
未だ人の目に触れてはならない世界がある。
葉が全て落ちてしまう冬は、
森の奥深くまで見えてしまうかもしれない。
だからこそ、
森を守りし木々は、
雪を纏ってそびえ立つ。
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どれだけ冷たくても、
どれだけ辛くても、
その森を守るがためにそびえ立つ。
雪が溶け、
葉が茂り、
森の奥深くを隠すまで。
その時がくるまで、
ただひっそりと待ち続ける。