霧雨の森

雨ならば もう来ぬものと 思へしを 君を待ちたる 霧雨の森

あめならば もうこぬものと おもえしを おとないをまつ きりさめのもり

雨ならもう来ないと諦められるのに、霧雨ならば、君がきてくれるのではないかと思い待ってしまう。

雨ならば、
来ない理由になるはずなのに。

雨ならば、
もう待つこともないのに。

雨ならば、
諦めもつくのに。

晴れならば、
もう来ているはずなのに。

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晴れならば、
もう一緒にいるはずなのに。

霧雨なら、どうしよう。
霧雨なら、どうしよう。

霧雨ならば、
待つしかない。

霧雨の森で、
待つしかない。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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