雨の日の朝

静けさが 寒さを呼び込む 雨の朝 休みだからと まどろむ幸せ

しずけさが さむさよびこむ あめのあさ やすみだからと まどろむしあわせ

休みの日の雨の朝。いつもよりひんやりとした静かな朝。時間に追われず、何をしようかと考える幸せな時間。

今日は3月らしく肌寒い日。

連日の雨で、太陽の光が届かないせいか、ひんやりとした朝。

雨の静けさが、より寒さを呼び込んでいるみたい。

でも、今日は日曜日。

スポンサーリンク

おやすみなので、思う存分、お布団の中にいてもいい。

今日は何をしようかな。

ひんやりとした部屋と対照的なお布団の中。

ついうとうととしてしまう。

また寝ちゃうかも。
でもいいか。

何気ない雨の朝。
今日はゆっくりと過ごそう。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

水たまり

足元に 広がる波紋は ぽつぽつと 生まれて消える 惜しむことなく

あしもとに ひろがるはもんは ぽつぽつと うまれてきえる おしむことなく

足元にある水たまりに広がる波紋は、惜しむことなく広がって消えていく。

雨の日。

水たまりには、空から落ちる雫で波紋が広がり、そして消えていく。

ぽつぽつ。
ぽつぽつ。

スポンサーリンク

きれいな円を描いて。

誰も見ていなくても。
誰も気づかなくても。

歪んだ円にならず、
同心円に広がって消えていく。

目に見えるところでも、
目に見えないところでも、
ありのまま偽ることなくあり続ける。

だから、自然は美しい。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

恩師との別れ

恩師との 別れを惜しみ 泣く我が子 そっと抱きしめ 背中をさする

おんしとの わかれをおしみ なくわがこ そっとだきしめ せなかをさする

お世話になった担任の先生が移動することになり、泣きながら帰ってきた我が子。
そっと抱きしめて、声をかけながらただただ背中をさすっている私。

小学2年生も今日で終わり。

小学3年生はいよいよクラス替え。

そんな中、この2年間お世話になった担任の先生が移動されることになりました。

毎日のように泣いていた娘を、励ましながら見守ってくれた先生。

別れを惜しみ、クラスのほとんどが泣いていたそう。
そのくらい、生徒から愛されていた先生でした。

スポンサーリンク

大好きな先生が移動になり会えなくなること。
この出来事で、娘はおそらく初めての「別れ」というものを経験しました。

幼稚園の卒業の頃は、まだそこまで「別れ」という意識もなかったのに。

この2年で、人との別れの意味を理解し、そこに思いを馳せ、そして泣けるように成長したんだなと。

「今は悲しくて寂しくて辛いけど、時間が経てばきっと、楽しかったことや嬉しかったことだけ残るからね」

何度もうなずく娘を抱きしめながら、あやすように背中を撫で続ける。

先生、本当にありがとうございました。
新しい学校でのご活躍を、心よりお祈り申し上げます。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

雨靄の桜

雨靄に 浮かぶ桜や 花はまだ そこにはあるか 散っておらぬか

あまもやに うかぶさくらや はなはまだ そこにはあるか ちっておらぬか

春の雨で靄が一面に立ち込めている。いつもなら向こうに見える桜も朧げにしか見えず、もう散っているのかまだ咲いているのかがわからない。

春の雨はやさしい。

秋や冬に降る雨のように冷たいわけでも、夏の雨のように生ぬるいわけでもない。

雨靄でぼんやりとした街並みは、今が盛りの桜の花もにじませる。

スポンサーリンク

まだ花はさいているのだろうか。
もう散ってしまったのだろうか。

コントラストがはっきりとしない世界は、どうしてこうも幻想的なのだろう。

曇天に雨靄に桜。

これも春ならではの景色。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

胴吹き桜

空に咲く 花は風にぞ 揺れにけり 吾子の指さき 胴吹き桜

そらにさく はなはかぜにぞ ゆれにけり あこのゆびには どうふきさくら

空高く咲く桜の花は、風に吹かれて揺れているが、幹から咲いている桜の花は、我が子の指で揺れている。

あっという間に桜が開花しました!

近所の遊歩道の桜も一気に咲き誇り、見上げれば空一面の桜の花。

そのひとつひとつが風に揺れていて、春の訪れをしみじみ感じます。

本来であれば、桜の花に触れるということは、なかなか難しいこと。

スポンサーリンク

でも、幹から咲いている「胴吹き桜」は、子供にも触れる高さ。

花びらを傷つけないように、そっと優しく触れる我が子の指先。

空に咲き誇る桜も見事ですが、触れられる場所に咲く桜もまた美しい。

今週末は長雨の予定。
どんな天候であっても、美しく咲き続ける桜を楽しもうと思った一日でした。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク