心の大地

ざわざわと 揺れる枝葉は 揺るがない 大地を伝う 根在りて育つ

ざわざわと ゆれるえだはは ゆるがない だいちをつたう ねありてそだつ

強い風にざわついている枝や葉は、一見すると弱そうに見えるかもしれないが、実際は揺らぐことがない大地にしっかりと根を張っている。

もし、今、感情に揺れている人がいるのなら。
それがつらいと思っているのなら。

深呼吸をしながら、ゆっくりと想像してほしい。

大きな木があり、そこに強い風が吹いてきた。

強い強い風なので、枝はしなるように曲がり葉はざわざわと不穏な音を奏でる。

晴天ならともかく、もし曇天なら、ものすごく不安を感じることでしょう。

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でも、そんな時だからこそ、視線を上ではなく、下に向けてみよう。

このざわざわとした不穏な雰囲気と違い、揺るがない大地の下には、立派な根がはりめぐらされていることを。

きっと、感情は上の部分。
だけど、誰の心にも大地とおなじ揺るがない場所がある。

その心の大地は、あなた以外、だれも触れることは出来ず、傷つけることもできない。

いろんな感情が入り乱れたときは、自分の心の大地を思い出してみよう。

大丈夫。
きっと、今の経験がまた新しい枝葉になっていくのだから。


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春色の街

「春が来た、春が来たぞ」と 告げながら 街を染めたる 柔らかな風

はるがきた はるがきたぞと つげながら まちをそめたる はるいろのかぜ

春が来たと告げるように、街を通り抜ける風は色を塗り替えていく。

今年は雨が多い桜期間でした。

昨日、娘と桜を見ながらお散歩したのですが、夜はまた強い雨が降ったようで。

桜はさらに花びらが散り、対照的にいろいろな若葉が元気に伸びて。

桜の季節ももう少しで終わりだなと、ちょっとだけしんみり。

とはいえ、我が家のミニ盆栽たちは元気いっぱい!

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そろそろ植え替えしたい鉢が何個か。

すくすくと成長する姿は愛らしいですよね。

今日は盆栽の土が届くらしいので、ダイソーに手ごろな鉢を探しに行こうかな?

3月もあと少し。

断捨離もほぼ終わったので、あとはのんびり過ごそう。


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桜の花びらに

ひらひらと 落ちる花びら 受け止めて 願いをかける 愛しき我が子

ひらひらと おちるはなびら うけとめて ねがいをかける いとしきわがこ

桜も満開を過ぎ、ひらひらと花びらが落ち始めた日の散歩道。我が子が花びらを受け止めては、嬉しそうに願掛けをしている。

長い雨の日も終わり、久々に晴れ渡った今日。

娘とお花見という名の散歩をしてきました。

遊歩道や公園の桜は散り始め、ひらりひらりと舞い落ちる花びらはとても幻想的。

そんな花びらを受け止めた娘に、「願い事をするといいよ」と教えたところ。

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公園でたくさん花びらを受け止めようと、手を伸ばしたり走ったりと大忙し。

全部で16個くらい受け止めたらしいので、お願い事を聞いてみたら…

半分は自分の夢に、あとは家族や友達や世界の幸せに。

娘が見ている世界は、願う世界は、なんて優しさにあふれているのだろう。

どうかどうか、その願いが叶いますように。


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木の芽どき

心身に 揺らぎもたらす 木の芽どき 規則正しく 過ごすが吉と

しんしんに ゆらぎもたらす このめどき きそくただしく すごすがきちと

春のこの時期、寒暖差による自律神経の乱れが感じられるとき。規則正しく過ごすように心がけよう。

寒暖差が激しい今日この頃。

夏の日があって、冬の日もある、そんな春の時期。

寒暖差は自律神経を惑わせる大敵。
だからこそ、この時期は、規則正しくすることが大切だと言われています。

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不安になったり、イライラしたり。
そんな時は深呼吸。

外を見れば、若葉が生い茂り、花も咲き誇り、活気があります。

今、心がざわざわしているのは木の芽時だから。
そう自覚することで、すこしでも心が楽になりますように。

早寝早起き。
まずは心がけて乗り切りましょう!


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津軽百首(雪囲いを外す日)

うららかな 春の日差しを 背に受けて 気持ちも軽く 雪囲いとる

うららかな はるのひざしを せにうけて きもちもかるく ゆきがこいとる

柔らかな日差しに春を確信した日は、心厳しい冬を守り抜いてくれた雪囲いを外す。

津軽の冬は厳しく長い。
だからこそ、雪囲いをして家を守る。

雪囲いをする意味は、落雪やつららから窓ガラスが割れないように。

ただ、雪囲いをするということは、窓の外に木の板を設置するということなので、窓は守られるものの室内は暗くなる。

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空は曇天、室内も暗い。
だからこそ、春を心から待ちわびる。

そして、3月を過ぎて春を感じ始めた頃、ようやく雪囲いを外す。

冬の間、暗かった室内は、まばゆい春の光に一気に照らされる。

ああ、春が来た。
今年も春が来た。

長い冬の終わりを喜び、また津軽の里は色とりどりに染まり始める。


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