津軽百首(冬の会話)

「降ったナァ」「降ったっきゃノ」と白い息 小さな雪山 カラフルスコップ

ふったなあ ふったっきゃのと しろいいき ちいさなゆきやま からふるすこっぷ

ものすごく雪が降った次の日は、みんな朝から雪かき作業。
小さな雪山があちこちにできて、カラフルなスコップがささっている。

津軽の冬の夜はとても静か。

家の中は暖かく会話にあふれていたとしても、
しんしんと降る雪がその音を吸い込むから、
外はとても静か。

そんな雪が降った次の日は、
みんな朝から雪かきタイム。

「降ったナァ」
「降ったっきゃノォ」

「おはよう」よりも先に出る言葉。

「いづまで降るんだべ?」
「んだっきゃ、いづまでだべなァ」

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雪が止むのはわかっているけれど、
いつ止むのかがわからないのが自然の常。

小さな雪山には、
色とりどりのスコップがささっていて、
ちょっとだけ華やか。

シンプルなスコップだと雪の中で見つけにくいから、
赤・オレンジ・黄色・紫・緑・青など、
それはもういろんな色のスコップがあります。

降り積もったばかりの雪は、
まあまあ軽いから、
軽いプラスチックのスコップが一番。

積もりすぎた雪を目の前に、
みんなやれやれと苦笑いしつつ、
近況報告をしながら雪かきをしていく。

「大変だっきゃナァ」
「まんづナァ」

津軽の冬によくある、
何気ないいつもの風景。


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愛猫との幸せな日々に(Yさんのメッセージより)

優しさを 光に変えて 包み込む 君と過ごせる 愛しき日々に

やさしさを ひかりにかえて つつみこむ きみとすごせる いとしきひびに

お互いを大切に思い過ごす日々は、いつも春の光のように優しく、そしてあたたかな記憶となって残っていくことでしょう。

昨年、メールをくださったYさんへ。

大分遅くなってしまいましたが、
短歌を詠ませていただきました。

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Yさんの愛猫さんへの愛情は、
優しく包み込む春の光のようで。

同じように、
愛猫さんからYさんへの愛情も、
きっと春の光のようにふんわりと柔らかいはず。

だからこそ、この短歌は、
ふたりのそれぞれの優しさが、
何気なく過ごしている毎日が、
春の光に包まれている様子を詠んでみました。

何年経っても、
この優しい光の記憶は消えることなく、
胸の奥底でずっと照らし続けてくれるでしょう。

愛猫さんとの日々が、
幸せな毎日でありますように。


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言葉の花束

あれこれと 話す言葉が ほころんで 花束となる 娘の会話

あれこれと はなすことばが ほころんで はなたばとなる むすめの会話

いろんな話を、いろんな思いを込めて話す娘の言葉は、まるで花のようにほころんで色づいていく。
そのひとつひとつの花が花束になって、毎日プレゼントされてるような気持ち。

娘も4月から小学三年生。
6時間授業の日もあるようになり、
確実に成長しているんだなと感じる今日この頃。

とにかく絵を描くのが好きなので、
いっつも絵を描いている娘。

好きなキャラを描いてみたり、
オリジナルキャラを描いてみたり。

AIが普及して絵師の危機に関するニュースを見て、
真剣に将来のことを悩んだり。

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彼女の言葉のひとつひとつが色を帯びて、
まるで花のようにほころんでいく。

学校、ゲーム、友達、アニメ、動物、絵、将来の夢。

いろんな話をしてくれる娘の言葉は、
それぞれが一つの花になり、花束のようになっていく。

いつもたくさん話してくれてありがとう。
優しくしてくれてありがとう。

生まれてきてくれて、本当にありがとう。


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白梅のはにかみ

晴れ渡る 空を見上げし 白梅の うなづく姿 見るに笑ましく

はれわたる そらをみあげし しらうめの うなづくすがた みるにえましく

澄み切った空を見上げるように咲いている白梅。
まだ冷たい風に揺れる姿は、まるで楽しそうに話をしながらうなづいているようにも見えて、とても微笑ましい。

津軽では、桜のあとに梅が咲きます。

東京に来て驚いたのは、
2月にはもう梅が咲いているということ。

これは、開花条件が異なるから。

桜は、日照時間。
梅は、気温。

大体、東京の2月くらいの気温が、
津軽で3月下旬から4月くらいでしょうか…?

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今年はすごく寒いので、
ちょっとこの例えが正しいかはわかりませんけども。

澄み切った空を背景に、
枝先にまとまって咲いている白梅は、
日本の春を伝える素晴らしい光景。

まだ少し冷たい風に揺れると、
まるで一つ一つの花が笑ってうなづいているようにも見えて。

きっと、昔からこうして春を感じていたのかなって、
懐かしいような、誇らしいような、そんな気持ちになります。

寒暖の差が激しいので、
どうかみなさまもご自愛くださいね。

春はもうすぐ。
木々の若芽が動き出すその日が楽しみです。


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かすかな春の気配

雪が止み 差し込む光に 影伸ばす 枝を揺らすは 春色の風

ゆきがやみ さしこむひかりに かげのばす えだをゆらすは はるいろのかぜ

雪が止んで空が晴れ、そこから差し込む光に伸びる影を、優しい風が揺らしている。

昨日はまるで津軽にいるかのような雪でしたが、
一夜明け、一気に気温が上がり春の陽気になりました。

たった一日でここまで季節の違いを感じるのも、
滅多にあることではないと思う今日この頃。

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まだ肌寒い日は続くはずですが、
今日の陽気は3月くらいの暖かさ。

一足早い春があいさつに来たような感じです。

あっという間に過ぎ去る季節。
一日一日を、大切に過ごそうと思った日でした。


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