津軽百首(冬の会話)

「降ったナァ」「降ったっきゃノ」と白い息 小さな雪山 カラフルスコップ

ふったなあ ふったっきゃのと しろいいき ちいさなゆきやま からふるすこっぷ

ものすごく雪が降った次の日は、みんな朝から雪かき作業。
小さな雪山があちこちにできて、カラフルなスコップがささっている。

津軽の冬の夜はとても静か。

家の中は暖かく会話にあふれていたとしても、
しんしんと降る雪がその音を吸い込むから、
外はとても静か。

そんな雪が降った次の日は、
みんな朝から雪かきタイム。

「降ったナァ」
「降ったっきゃノォ」

「おはよう」よりも先に出る言葉。

「いづまで降るんだべ?」
「んだっきゃ、いづまでだべなァ」

雪が止むのはわかっているけれど、
いつ止むのかがわからないのが自然の常。

小さな雪山には、
色とりどりのスコップがささっていて、
ちょっとだけ華やか。

シンプルなスコップだと雪の中で見つけにくいから、
赤・オレンジ・黄色・紫・緑・青など、
それはもういろんな色のスコップがあります。

降り積もったばかりの雪は、
まあまあ軽いから、
軽いプラスチックのスコップが一番。

積もりすぎた雪を目の前に、
みんなやれやれと苦笑いしつつ、
近況報告をしながら雪かきをしていく。

「大変だっきゃナァ」
「まんづナァ」

津軽の冬によくある、
何気ないいつもの風景。

この短歌を詠んだ人
ふじこ

こんにちは、あなたに寄り添う心の短歌のふじこです。
2017年から短歌を詠み始め、気が付けばもう500首以上になりました。日々の風景、育児、心、そして、生まれ育った津軽を主に詠んでいます。今は遠きふるさと津軽を思い「津軽百首」を制作中。

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