津軽百首(雪わらしの遊び)

風なくも 枝より落つる 手毬雪 わらしら遊ぶ はないちもんめ

かぜなくも えだよりおつる てまりゆき わらしらあそぶ はないちもんめ

風が吹いていないのに、枝に降り積もった雪は、まるで手毬のように丸まって落ちてくる下で、子供たちが遊んでいる。この手毬のような雪はきっと、雪わらし(雪ん子)が落としているんだろうなあ。

冬も深くなると、
木の枝に雪が降り積もる。

その雪は、
ところどころ、
風もないのに落ちてくる。

まるで手毬のように小さな雪は、
きっと雪ん子が落としているのだろう。

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子供たちが歌う「はないちもんめ」

木の上と、木の下で、
お互いの姿は見えなくても、
心はどこかつながって、
楽しく遊んでいるような。

冬を心から楽しむ子供らの姿は、
雪を纏うものの目にも愛しく映ることでしょう。


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靴底で砕ける氷

靴底で 砕ける氷 じゃりじゃりと 冷たさ残し 朝に消えゆく

くつぞこで くだけるこおり じゃりじゃりと つめたさのこし あさにきえゆく

昨日の雪の名残が小さな氷の塊となって、靴底でじゃりじゃりと冷たさを残しては朝日に照らされて消えてゆく。

今朝はだいぶ冷え込みましたね。
東京でも―3.8度となるのは4年ぶりなんだとか。

昨日の雪の名残は、
氷の塊となって、
靴底でじゃりじゃりと音を出す。

あれだけ降った雪も、
日差しを浴びてあっという間に融けてしまう。

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靴底にはただ冷たさだけが残って、
その冷たさもまた、歩いていくうちに消えていく。

今年の冬はこの調子で冷え込みそうですね。

盆栽たちもしっかり休眠期にはいったようで、
寒さに耐えながらも春を待っている様子。

春が待ち遠しいと思う今日この頃でした。


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雪の山茶花

山茶花の 雪を纏いて うつむけど 花散るもなく 美美し姿よ

さざんかの ゆきをまといて うつむけど はなちるもなく びびしすがたよ

山茶花に雪が降り積もってうつむいているけども、花を散らすわけでもないその姿は、なんと美しいことでしょう。

今日は雪が降りましたね。

思った以上に積もってびっくりしたのですが、
本当に怖いのは、明日の明け方。

積もった雪はもちろん、
融けた雪も寒さで凍るので、
普段よりもゆっくり歩かないと危険です。

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東京は2月ごろに降るイメージがあったので、
なんだかちょっと驚きました。

本当に寒いですので、
日々暖かくして過ごしましょうね。

こんな日は緑茶にほっこり。
今日は早めに休もう。


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寒の入りに

北風に 衣揺れたる 寒の入り 言葉少なく 行き交う人よ

きたかぜに ころもゆれたる かんのいり ことばすくなく ゆきかうひとよ

小寒になり、北風がさらに冷たさを増してくると、人々も寒さから身を守るように言葉も少なく通り過ぎていく。

1月5日から寒の入り(小寒)になりました。

風は強く、
そして冷たさを増して、
すべてのものを凍えさせるかのよう。

それでも、
冬至を過ぎた太陽は、
少しずつ力強さを増していて。

ここから大寒も含め、
30日ほど寒の内になります。

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一年で一番寒い時期ですが、
寒の内が開ければ立春。

そう、もう春です。

昨年から始めた盆栽にも、
冬芽がついて、
ヒヤシンスの根もだいぶ伸びました。

春先になったら、
楠の種やカエデの種もまいてみようと思います。

体調を崩しやすい時期ですので、
どうか皆様、ご自愛くださいますように。


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冬芽の姿

寒さ耐え 色を変えたる 若枝の 節に冬芽の 愛しき姿

さむさたえ いろをかえたる わかえだの ふしにとうがの いとしきすがた

今年伸びたばかりの若枝も、冬の寒さに耐えて色を変えていく。その節には小さな冬芽の姿がある。

四季を一番視覚で感じられるのは、
やはり植物を見ているときにように思われる。

昨年伸びた若い枝が葉を落とし、
冬の寒さに慣れてきたころ、
枝の色はより濃くなり、
貫録をつけていく。

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その節には、
まだ小さくて愛らしい冬芽の姿。

こうしてまた、
春になって芽吹き、
新しい若枝が生まれていく。

冬の寒さに耐えることで、
強く太くなる枝に、
自然の理を知る冬。


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