逢魔が時(千と千尋の神隠し)

我が願い 聞きとどけよと 息を吹く 「逢魔が時や しばし待たれよ」

わがねがい ききとどけよと いきをふく おうまがときや しばしまたれよ

この時が止まるようにハクは術を出す。「逢魔が時よ、少し待っていてくれないか。」

ハクが「私が時間を稼ぐ」という言葉と共に、
千尋を逃がすために術を使う。

逢魔が時は、
昼と夜がつながる境目。

昼は決して夜になることはなく、
夜も決して昼になることはない。

普段であれば重なることのない時間が、
唯一重なる逢魔が時。

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夜になれば、
人の子はもう帰れない。

逃げろ、逃げろ。
あの川の向こうまで。

ここにいてはいけない。
なんとしても、逃げ切るんだ。

※スタジオジブリさんより、常識の範囲内で場面写真を使用できるとのことなので、ジブリ作品の短歌をシリーズとして詠み始めてみました(詠みやすい場面からになりますので、順不同となることを予めご了承ください)


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