津軽百首(雪わらしの遊び)

風なくも 枝より落つる 手毬雪 わらしら遊ぶ はないちもんめ

かぜなくも えだよりおつる てまりゆき わらしらあそぶ はないちもんめ

風が吹いていないのに、枝に降り積もった雪は、まるで手毬のように丸まって落ちてくる下で、子供たちが遊んでいる。この手毬のような雪はきっと、雪わらし(雪ん子)が落としているんだろうなあ。

冬も深くなると、
木の枝に雪が降り積もる。

その雪は、
ところどころ、
風もないのに落ちてくる。

まるで手毬のように小さな雪は、
きっと雪ん子が落としているのだろう。

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子供たちが歌う「はないちもんめ」

木の上と、木の下で、
お互いの姿は見えなくても、
心はどこかつながって、
楽しく遊んでいるような。

冬を心から楽しむ子供らの姿は、
雪を纏うものの目にも愛しく映ることでしょう。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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