春待つ心

春待てば いつしか夏を恋しがり 秋冬過ごし また春を待つ

はるまてば いつしかなつを こいしがり あきふゆすごし またはるをまつ

春が来たと喜んだものの、いつしか夏を待ちわびて、秋冬をやり過ごしまた春を待つ。
今までも、きっとこれからもそうなのだろう。

長い冬が明けて、色とりどりの花が咲き乱れ、春爛漫を満喫すると、そろそろ夏の暑さが恋しくなる。

ギラギラとした太陽に夏バテするころになると、秋の涼しさが恋しくなる。

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どこか物寂しい秋になり寒さに慣れたころ、冬への準備を始める。

冷たく凍てつく冬を何とかやり過ごして、また春を待ちわびる。

季節というものは実に不思議で、今の季節に慣れてしまうと次の季節を望むものなのだろう。

 


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幼子への子守唄

ほほよせる 愛しき我が子に 子守唄 懐かしさにも似た 想いあふるる

ほほよせる いとしきわがこに こもりうた なつかしさにもにた おもいあふるる

すやすやと眠る我が子にそっとほほを近づけ子守唄を歌っていると、自分も同じように歌われたのだろうかと懐かしく思う。

すやすやと眠る我が子。
その規則正しい吐息が寝息に変わるように、そっとほほをよせて子守唄を歌う。

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幼すぎて記憶には残っていないが、自分もこうやって歌を歌われたのだろうか。
そんなことを思いながら、今日も子守唄を歌う。

きっとこの子も記憶には残らないだろうが、いつか子をもうけたときに懐かしく思うのだろう。


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秋の夕暮れ

伸びる影 日が落ちるほど 肌寒く 冬の気配を 感じる夕べ

のびるかげ ひがおちるほど はだざむく ふゆのけはいを かんじるゆうべ

日が落ちて影が伸びるほどに、どんどん肌寒くなってくる。もうすぐ冬になるのだなあ。

秋の夕暮れは早い。
家路につく前に、どんどん日が落ちてきて、どんどん肌寒くなってくる。

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もう冬はすぐそこまで来ているのだろう。
そんなことを考えながら、足を速める。

 


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木瓜を見て

枝先に 集まり咲くは 木瓜の花 手毬にも似た 緋色と緑

えださきに あつまりさくは ぼけのはな てまりにもにた ひいろとみどり

枝の先に集まって咲く木瓜の花と葉は、手毬のように鮮やかな緋色と緑色である。

木瓜には沢山種類があるというが、私が見た木瓜は、花と葉が集まっているものだった。
こんもりと丸まったその様は、まるで小さな手毬のように丸くて愛らしい。

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梅や桜ももちろん良いが、木瓜のしっかりとした重厚感のある花姿も素晴らしいものである。

とくに、葉が生き生きと花の赤を際立たせているのが良い。
春の柔らかな日差しの中で、より一層の存在感を際立たせるのである。

 


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春の足元

春が来て 仰ぎ見る空 晴れやかに 足元映える 紫の草

はるがきて あおぎみるそら はれやかに あしもとはえる むらさきのくさ

春が来て空は晴れやかに木々には様々な花がほころんでいる。
どうしても桜や梅に目をとらわれてしまうが、足元のすみれも華やかに咲いている。

待ちわびた春が来て、梅に桜に木蓮と様々な花々が咲き誇る。
晴れ渡る空に色とりどりの花の色が映えて美しい。

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ふと足元を見ると、小さなスミレが咲いている。
大輪の花とは違うが、ひっそりと、それでいて凛として咲いているその姿は華やかな花と比べても見劣りしない。

春はやはり美しいものだ。


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