春待てば いつしか夏を恋しがり 秋冬過ごし また春を待つ
はるまてば いつしかなつを こいしがり あきふゆすごし またはるをまつ
春が来たと喜んだものの、いつしか夏を待ちわびて、秋冬をやり過ごしまた春を待つ。
今までも、きっとこれからもそうなのだろう。
長い冬が明けて、色とりどりの花が咲き乱れ、春爛漫を満喫すると、そろそろ夏の暑さが恋しくなる。
ギラギラとした太陽に夏バテするころになると、秋の涼しさが恋しくなる。
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どこか物寂しい秋になり寒さに慣れたころ、冬への準備を始める。
冷たく凍てつく冬を何とかやり過ごして、また春を待ちわびる。
季節というものは実に不思議で、今の季節に慣れてしまうと次の季節を望むものなのだろう。